当社は、2月8日にえんパーク(長野県塩尻市)で開催された日本樹木医会長野県支部の研修会において、「環境DNA分析による外来カミキリムシの生息判定」の講演を行いました。
当日は約50名の方が参加し、新たに認定された5名の樹木医の認定証授与式も行われました。
講演では、「クビアカツヤカミキリ」の生息判定に関する環境DNA分析の技術を紹介しました。このカミキリムシは、幼虫が樹木に寄生し食害する外来昆虫で、近年、近畿地方や関東地方を中心に被害が拡大しています。
こうした被害拡大を防ぐためには早期発見と駆除が重要ですが、幼虫のフラス(フンと木くずの混合物)は他の昆虫のフラスと混同しやすく判断が難しいため、クビアカツヤカミキリのフラスであることを特定するために「環境DNA分析」が有効となります。
参加した方からは「分析に際してフラスの取り扱いの注意点は?」「結果がわかるまでの所要日数は?」など多くのご質問をいただき、とても有意義な講演となりました。
今回の講演は、当社のSDGsパートナーシップ協定先である文吾林造園㈱原様が日本樹木医会長野県支部長を兼任されていることから実現しました。当社は今後もSDGsパートナーとの連携を強化し、共に持続可能な社会の実現に向けて取り組んでまいります。
当社の環境DNA技術による特定外来種の生息判定サービスについてはこちらのページをご参照ください。