当社では、SDGsの達成に向けた取り組みを社外パートナーの皆さまと共に更に加速していくため、8月25日に本店6階講堂において2021年度第1回SDGsカンファレンスを開催しました。新型コロナウイルス感染症対策のため会場への入場者数を制限し、WEBを最大限に活用した開催となりました。
カンファレンス前半では、昨年度から引き続き継続する16件のプロジェクトのほか、地域活性化を担う新たな事業の実現を目指した研究開発やエコマークの取得を目標としたプロジェクトを加えた全18件の「TCC×SDGsプロジェクト」の取組内容を紹介しました。その後、プロジェクトの代表者により、全社目標となる2021年度宣言文の読み上げ、採択を行いました。
カンファレンスの後半では、当社のSDGsパートナーシップ協定第1号となる文吾林(ぶんごばやし)造園株式会社 代表取締役 原様による講演会を行いました。樹木医として長年の経験の中で培った造園に関する技術と知識を若手に継承するとともに、地域の子どもたちを対象としたツリークライミング体験会や森の木の観察会などを開催し自然環境の大切さを広める活動、天然記念物の樹木をドローンで動画撮影し記録として残す活動など造園会社として未来へ向かって貢献されている持続可能な取組みについてご紹介いただきました。
当社は、引き続きSDGs達成に向けた取組みを積極的に推進してまいりますとともに、社外パートナーの皆さまとの協働によるさらなる展開を図ってまいります。

2021年度の主なプロジェクト

  • 「風の守人」として風力発電所の運転保守管理・設備管理を通じて、クリーンエネルギー供給の一翼を担う。
  • 浜岡原子力発電所の前面海域のカジメ藻場を拡大させ磯根資源の回復を目指す。
  • 浜岡原子力発電所の廃止措置における放射性廃棄物の低減のためクリアランス処理に取組み、資源のリサイクルに貢献する。(クリアランス制度とは
  • PCB分析・廃棄物処分・溶接ヒューム・アスベスト分析業務でつながったお客さまとのパートナーシップでさらなる協業ビジネスを開拓する
  • 本店屋上ビオトープにおいて高校と協働して放流したウシモツゴの定着状況をモニタリングするとともに、ウィズコロナに対応した屋上ビオトープ紹介ツールを構築し、屋上ビオトープ普及を図る。
  • ヤギ除草の事業化を通じて、地域の課題を解決し、SDGsに達成に貢献する
  • 2050年カーボンニュートラルの達成に向け、環境アセスメント、海事コンサルタントを通じて洋上風力発電の実現を目指す。
  • 環境関連事業で培ったドローン活用技術を汎用化し、プラントメーカーやメンテナンス企業との協業で、ドローンによる設備点検業への参入を目指す。
  • 土壌調査から汚染土壌処理まで一貫したサービスを提供できるスキームを作る。
  • フライアッシュとクリンカアッシュを土木建築材料としての有効利用を推進し、限りある資源を有効にリサイクルする。

※このほか、安全文化の醸成のためのキャラバン、「プロセスかいぜん」の取組みの浸透、ダイバーシティ推進、品質不適合発生防止によるエネルギーの安定供給などのプロジェクトがあります。