当社ではこのほど、名古屋市立 丸の内中学校のビオトープ移設プロジェクトをSDGsパートナーシップ協定締結先企業2社と協働して支援しましたので、お知らせいたします。

SDGsパートナーシップ企業との協働

当社は2021年10月、SDGs AICHI EXPO 2021 に出展し、同EXPOに出展されていた同校の教諭から、老朽化が進んだビオトープの移設についてご相談をいただきました。
当社は、ビオトープの設計、運営に関するコンサルタント業務を行っていますが、その造営については実施しておりません。このため、SDGsパートナーシップ協定を締結している文吾林造園株式会社(飯田市)と五大エージェンシー株式会社(名古屋市)に協力を求め、当社を含む3社で支援させていただくことにいたしました。文吾林造園株式会社は、ビオトープの造成ノウハウを有し、五大エージェンシーは土木工事のスキルを有しています。

ビオトープ移設作業と松の植樹

作業は1月7日と11日の2回に分けて実施し、両日共、同校の2年生22人が総合的な学習の時間を利用して参加され、企業3社から参加した社員たちと一緒に移設を行いました。
また、11日には整備中のビオトープの横に、松の植樹を行いました。これは名古屋市との交流事業で陸前高田市の中学生が訪問する予定を知った生徒が、東日本大震災を忘れないようにと、同市の「奇跡の一本松」にちなんで発案されたものです。松の幼木は、当社が事業場を置く株式会社JERA新名古屋火力発電所の協力を得て、同所の構内に自生しているものを譲り受け、文吾林造園の樹木医の指導の下、同校の生徒たちによって植樹されました。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、同日の交流行事は中止となりましたが、同校ではこのプロジェクトの様子をビデオレターにして、同市の中学校へ送られる予定です。
なお、ビオトープの造成に使用した石は、旧ビオトープで使われていたものを回収して再利用し、ビオトープ池の掘削土は花壇の造成に使うなど有効利用を図っています。今後は、旧ビオトープの植物を移植するなど、整備を進めていく予定です。

丸の内中学校ビオトープ移設プロジェクト