当社は、11月19日・20日に開催された第30回高分子分析討論会において、「熱分解ガスクロマトグラフ質量分析装置(熱分解GC-MS)を用いた廃プラスチックの組成分析法の検討」について発表を行いました。
熱分解GC-MSによる廃プラスチック組成分析法の検討
発表の要旨は次のとおりです。
- 従来の迅速な組成分析法である核磁気共鳴分析(NMR法)では、多種多様なプラスチックが混在する廃プラスチックの組成分析において、正確性に問題がある。
- 熱分解GC-MS法の課題であった組成値のバラツキを低減させるため、前処理法として加熱溶解法および溶媒溶解法を開発した。
参加者からは「NMR法との組成値の乖離原因は何か」「溶媒溶解法で使用する具体的な溶媒名は何か」「廃プラスチック試料の入手先はどこか」など多くの質問をいただき、非常に有意義な議論を行いました。
