7月29日、当社は労働災害防止活動を推進する全国安全週間に呼応した「安全の集い」を本店講堂にて開催し、従業員160名が会場およびWEBで参加しました。
「安全の集い」は二部構成で行われました。第一部では、6月26日に新潟県直江津港で発生した海難事故で人命救助をした当社上越事業所と、協力会社である直江津海陸運送株式会社様に社長が表彰状を授与しました。また、安全作業に貢献した事業所と安全功労者に、安全・品質部長が表彰状を授与しました。
第二部では、「ヒューマンエラー対策と仕事の工夫・コツ研究所」代表の楠神健氏による「「ルール化とその徹底」以外の有効な安全アプローチは?-「うまくいくための工夫・コツ」に着目した現場力の向上-」と題する講演が行われました。「うまくいくための工夫・コツ」とは「Safety-II」と言われるもので、うまくいった!(成功)ができる限り多い状態の安全を示しており、成功事例を増やすことで安全を高めていこうというものです。
講演後には、講師と各事業本部の代表者によるパネルディスカッションが行われ、活発な意見交換によって理解を深めました。
当社は、今後も無事故無災害の達成に向けて、安全意識の向上と安全文化の醸成に注力し、「Safety-Ⅱ」の取組みの充実・強化に努めてまいります。
- 直江津港の海難についての補足説明
6月26日、新潟県直江津港内で、30代男性2人の釣り人が乗っていたミニボートが、高い波により船内に海水が入り込み、船外機も停止して沈没しそうになっていました。
当社はLNG船の荷役関連業務を担っており、LNG船の入港に備えて準備中の上越事業所の神田バースマスターが、助けを求める2人を発見し、LNG船を待機させ、荷役のために近くにいた直江津海陸運送株式会社の作業船「つばき」と「さくら」に救助を指示し、2名を無事に救助しました。
7月8日、この功労により、上越海上保安署長から神田バースマスターならびに作業船2隻の乗組員に感謝状が贈られました。