CAREER TALKS

キャリア対談

人の成長が財産。
テクノ中部のキャリアステップ

現場を知り、人脈を築き、知見を継承する。
そんなテクノ流キャリアプランの描き方について、
碧南事業所の森山副長と阪田さんに語ってもらいました。
成長できる環境が、テクノ中部の強みである
技術力の礎です。

TALK MEMBERS

火力事業本部

チームで高める技術力。
現場は貴重な情報の宝庫だ。

入社してからの職歴と、現在担当されている仕事について教えてください。

森山
入社後に配属された燃料運営課は、海外から船で運ばれてきた燃料の貯蔵や燃料運搬設備の運転・管理をする、火力発電所の入口部分にあたる部署です。私は2年ほど燃料をボイラーに送る設備の運転管理を担当し、その後は机上で技術管理や教育などに携わりました。本店に異動したのは10年目を迎えた頃。最初は火力部計画グループで主に契約業務と新規事業拡大の検討業務を担当し、その後は企画部で経営方針や収支計画の策定に関わりました。そして再び古巣に戻り、現在は運転責任者として統括業務を行っています。
阪田
燃料運営課が入口だとすると、出口にあたる環境運営課が最初の配属先。火力発電所から出る排水や廃棄物を環境に害のないよう処理する部署にいました。3年前に、燃料運営課に異動し、石炭を送る施設の運転操作や巡視点検を担当していました。点検では長さ15kmのベルトコンベアや複雑な機械装置、電気設備を4~5人で分担し、歩いて巡視を行います。わずかな異常兆候を見過ごして、万が一トラブルに発展すれば発電が止まりかねない。石炭火力では日本一の規模を誇る碧南火力発電所の安定供給を、自分たちが担っているんだ!という誇りを、現場の人間はみんな持っています。

自身の成長を感じるのはどんなときですか。

阪田
半年ほど前に、制御員になったことですね。制御員は、すべての設備をコントロールできる制御室で運転を監視し、不具合があれば解決に向けて現場に指示を出します。私も巡視担当だった頃は、異常を見つけたら無線で制御員に報告し、指示を仰いでいました。今は、私がその立場。複合的に判断をするのは難しいですが、やりがいがあります。
森山
制御員は現場を知り尽くしたベテランばかり。平均で8年くらいの経験が必要だけど、阪田君は5年目で大抜擢されたよね。自分ではその理由をどう考えてる?
阪田
現場担当のとき、不具合が無事に解決しても、その後で必ず原因を突き止め理解するようにしていたので、それが知識の習得につながったのかもしれませんね。
森山
会社は、一人ひとりを本当によく見てる。パソコンによる自主学習システムなど、技術力を高める教育制度も確立されているよね。「業務認定制度」によって、知識と技能のレベルが明確になるから成長の実感があるし、キャリアアップも図りやすいと思う。
阪田
火力事業本部には、工夫を加えて付加価値をつけた業務に対して評価する「Good Job制度」や「改善提案制度」もありますね。現場で頑張った成果が、見えやすい職場だと思います。
森山
優秀な成績を収めると賞金も出るから、モチベーションが上がるよね(笑)。

仕事をする上で、大切にしていることは?

阪田
以前、巡視で見つかった不具合の原因がわからないとき、制御員の先輩に「ここは確認した?」と気づかなかった点を何度も指摘されました。同じことをまた質問したくなくて、次回は一人で解決できるように勉強しましたね。負けず嫌いが、仕事の原動力なのかも(笑)。今は制御員として、誰がどこで、どうしたら効率よく復旧できるかを判断するとともに、現場担当者の成長を促す意味でも的確なアドバイスをするように努めています。
森山
私は現場から本店、そして再び現場へと異動する中で、さまざまな経験をさせてもらってきました。自分の強みは、そこで築いた横のつながり、社内外に広げた人脈だと思います。経営企画に携わった経験から、現場のリアルな声を本店に届けて、経営層の想いを現場に伝える、そんな橋渡しの役割も担えると思いますね。24時間×365日休みなく運転する、高温多湿の現場は確かに大変な職場ですが、だからこそ絆が深まり、些細なことでも笑い合える良好なコミュニケーションも生まれます。現場のチームワーク、人と人とのつながりがテクノ中部の資本。現場で培った個人のノウハウを引き継ぎ、会社の技術力として継承することが管理職である私たちの役目です。

今後のキャリアにおける目標を教えてください。

阪田
グループ内の教育担当を経験したことがあります。この説明でいいのか、相手が理解してくれているのか悩んでしまって、自分が勉強するのとは違う視点が必要でした。今の目標は、相手が理解しやすいように教えられる人になること。今頑張れば、後で絶対自分に返ってくる。成長したいと思う気持ちが大切ですね。
森山
テクノ中部は個人の意思を尊重してくれる会社。もちろん100%希望が叶うわけではないけれど、自分なりのキャリアプランを考えておくといいんじゃないかな。私自身、20代はスキルを身につけたい、30代は確固たる強みを見つけたいと思っていました。40代になった今は、テクノ中部の経営方針を意識して仕事をするようになりましたね。培った人脈を活かしてマネジメント能力を磨き、50代には個人の能力を引き出して総合的にリードしていく立場になりたいと思います。

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