CAREER TALKS

チャレンジ対談

常にチャレンジする気概を
持ち続ける秘訣とは?

火力部のトップである上司とその部下。
その共通点は、前向きに仕事を楽しむことにありました。
大田部長と平塚さんには、電力事業の変化が予想される中で
新たな可能性を生む秘訣についてお伺いします。

TALK MEMBERS

火力事業本部

いかに人の力を高めていくか。
それは究極のチャレンジ。

入社してからの職歴と、現在担当されている仕事について教えてください。

平塚
私が入社1年目に配属されたのは渥美事業所。2年目に碧南事業所の燃料運営課に異動となり、石炭を扱う現場業務を8年ほど担当していました。現場の最前線に立ち、仲間たちと好きな仕事ができる、充実した毎日でしたね。その後、現場業務からデスクワーク中心の仕事に変わって7年間。今は本店の計画グループに所属し、主に契約関係の手続きなどを行っています。
大田
もともと私は中部電力にいて、5年ほど前に碧南事業所長として赴任してきました。平塚君とは、その頃も碧南で一緒だったよね。その後は火力部業務グループ長を経て、平塚君の異動と同じタイミングで火力部長に。火力部門を今後どうするか考えながら、全体をマネジメントすることが今の仕事です。
平塚
今担当している契約関係の仕事は全く未経験だし、今までにあまり経験なかった社外のお客様との協議もある。一から仕事を覚える必要があって、30代半ばにしてリスタートしている気分です(笑)。
大田
私たちの仕事は契約からはじまるからね。きっちり受注して、契約することがとても大事。トラブルが起きないように明確なルールがあり、それを勉強してもらってるから大変だろうね。でも現場を熟知してることは、平塚君の大きな強みだと思う。

仕事では何を大切にし、どんなことに挑戦していますか。

大田
私はいつも「仕事は楽しくやれ」と言ってるんです。楽しく仕事すれば、成果を出すことができるし、将来テクノ中部がどう発展していくべきかも自ずと見えてくるもの。だからどこに異動しても「明るく、楽しく、元気よく」というのが、合言葉です。
平塚
部長の机の後ろには、そう書かれた看板がありますよね。碧南でも見ていたし、火力部でも見てるから、もうすっかり馴染んでます(笑)。
大田
それからもう一つ。楽しく仕事するためのチャレンジとして、「なぜ?なぜ?なぜ?と3回唱えろ」とも言ってます。なぜ、この仕事をやるのか?なぜ、このやり方なのか?3回くらい考えれば、本質が見えてくるものです。だって楽しくやろうとすれば、トラブルを避けるリスク管理が必要でしょ。トラブルを起こさないための方法や、万が一トラブルが起きたときの対処法を考えるためにも、なぜ?と考える癖をつけるといい。
平塚
私が今の仕事を楽しむには、もう少し経験が必要ですね。異動や業務が変わることを自分の中では「成長のチャンス」と捉えていても、先が見えないとつい不安を感じてしまいます。その不安を払拭するために何をすべきか、どう取り組むかを考えたい。昔から私は無鉄砲なチャレンジをしてしまうタイプ。だから当然失敗もついてきますが、失敗を糧にいろいろな勉強をさせてもらうつもりでいます。
大田
大事なことですよね。企業においては、何もやらないことこそリスクです。何かにチャレンジして今より効率的にするとか、より信頼度を上げるとか、付加価値をつけていくことが必要。失敗してもいいんですよ、そこから学べるんですから。もちろん、失敗したら注意しますけどね(笑)。

今、新たにチャレンジしていることは?

平塚
上からではなく、若い世代からボトムアップを図れないかと思っています。目上の人に向かって意見を発信するのは、なかなか勇気がいります。若手ならなおさら言えないでしょう。私たち中堅どころが若い世代と話しながら、彼らが会社に何を求めているのかをつかみ、その情報を上層部に伝える橋渡しの役を担うべきじゃないかと思います。それを理解してくれるのが部長ですよね。自分にどんな存在意義があるか、会社のために何ができるかを考えるようになりました。
大田
ちょうど今、この先10年後のテクノ中部がどうあるべきか、それを見越して5年間の行動計画をどう立てるか、火力部門の長期ビジョンをつくるプロジェクトを発足。いちばんの若手として平塚君に参加してもらってるよね。電力自由化の中で、競争力を上げていかなきゃならない。テクノ中部の技術力をどう外へ発信していくか、新しいチャレンジになりそうだね。
平塚
テクノ中部ってどんな会社?どう成長するの?という指針を一つつくれば、みんなが同じ方向をめざしていける。会社として強くなりますよね。それに何かを変えれば面白いし、自分も楽になります。
大田
テクノ中部には「改善提案制度」があって、内容によって表彰もされる。火力部門からは毎年、社長賞の受賞者が出るよね。平塚君みたいに馬力のある人材は、周りにもいい刺激を与えてるんじゃないかな。
平塚
どんな小さな提案でも表彰対象になるから、やる気に結びつくんです。大人になるとそうそう表彰などされないし、提案したものを評価してもらえること自体がうれしいですね。明るく、楽しく、仕事をする原動力になっているかも。
大田
仕事の評価は発信してナンボ(笑)。改善提案書を書くことで、人にうまく伝えるためにはどんな構成にしたらいいか、表現力の訓練にもなるんだよね。非常にいい制度だと思うな。

数々のチャレンジを積み重ねて、今後どうありたいかを教えてください。

平塚
テクノ中部の社員でよかったと思うのは、人との出会いに恵まれたこと。仕事を通して人脈を広げてこれたこと。周りに「あの人みたいになりたいな」と思える人がたくさんいることが大きいですね。人を巻き込んで楽しく仕事をし、オン・オフの切り替えも上手。そんな上司や先輩を見習いながら、自分らしさを加味して成長していきたいです。
大田
「人をつくる」ことに尽きます。テクノ中部の技術力は「人」に支えられているんですね。人の特性を見抜いて、適材適所で力を発揮してもらう。人を育てる仕組みを構築し、優秀な人材をどうつくっていくかが、これからのチャレンジになると思います。
平塚
火力事業はこれから変化していくと思いますが、培ってきたものがなくなるわけじゃない。無限に楽しくなる要素があると思うんです。世界情勢が変われば、テクノ中部も変わります。それに向かってどう変えていくのか、みんなでプランを出し合っていきたい。状況変化をチャンスだと思うこと、それがさらに飛躍するための秘訣ですから。

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